酒蔵の紹介

磯の浜に建つ酒蔵

古川酒造店の酒蔵は、幕末、天狗党の乱より続く伝統建築です。
慶応年間(1865~1868年)に日本酒の製造をスタートして、日本酒メーカーとしての事業拡大に伴い増改築を行ってきました。
最後の増築は昭和初期の2階テラスになります。昭和30年頃、ここで清酒カクテル試飲会を開催していました。
昭和36年、大洗港の港湾建設が行われる前までは目の前に海が広がっていたため、その名残として波返しが当時のまま残っています。
古川酒造店では、今後、この酒蔵を歴史的な趣を残しつつ、革新的なものづくり、コミュニティづくりのために活かせるように改築していきたいと考えています。

 

古川酒造店の敷地と建築

全体図

①②③木と土蔵造りの蔵(建設年が異なる三つの仕込蔵)
④大谷石造りの蔵(1階瓶詰場、2階テラス)
⑤店の間兼居室
⑥母屋
⑦中庭
⑧大谷石造りの蔵(貯酒蔵)
⑨木造の離れ座敷(1階倉庫・検査室、2階離れ座敷)
⑩釜場
⑪大谷石造りの蔵(1階麹室、2階作業員宿舎)
⑫木造の作業員宿舎(1階倉庫、2階作業員宿舎)
⑬テラス